ラシックス=利尿剤 。一体どんな薬?

ラシックスでむくみ解消!というキャッチコピーが広まっているのは、ラシックスが強力な利尿作用を持っているから。

排尿を促す=余分な水分や老廃物を外に出す=身体がスッキリ

ということなんですね。

ラシックスは本来、肝障害や腎症害といった病気のせいで起こるひどいむくみ症状の改善に用いられる薬。
むくんでパンパンになった脚や顔をスマートにさせる働きはバツグンなんです。

高血圧治療とラシックスの関係

ラシックスは高血圧の改善に役立つ

ラシックスは高血圧の治療に用いられることもありますが、そもそも高血圧ってどんな症状なんでしょう?

しょっぱい食事を摂ったときには、喉が渇きやすくなりますよね。
体内の塩分が増えると、排出するために尿量を増やそうとしています。
尿を作り出すためには、心臓のポンプ作用(圧力)によって血液のめぐりを活発にすることが必要。これが高血圧の原因なんです。

そこでラシックスの利尿作用が役に立つ!
心臓に負担をかけることなく尿量を増やせるので、高血圧の改善に役立つというわけなんです。

ラシックスを飲むとどうして尿が増える?

高血圧になると、塩分を排出しようと尿量が増えます。

尿を作る際には、まず腎臓で血液中から身体に必要なもの・不要なものの振り分けが行なわれます。

尿が作られるしくみ

不要なものは尿になり、必要だと判断されたものは再び身体に取り込まれます。
こうして残った水分がむくみの原因。

ですが!

ラシックスは、振り分けが済んだ水分の再吸収を妨げる働きを持っています
腎臓に入ってきた水分がすべて尿として排出されるので、余分な水分は一切残らないという仕組みなんですね。

ほかにもある利尿剤の種類

ラシックスのほかにも利尿作用をもつ薬はあり、尿管のどこで水分の再吸収を阻害するかによって種類が異なります。

腎臓から近い箇所で作用する順に、ループ利尿剤・サイアザイド系利用薬・カリウム保持性利尿薬と分類。

分類 ループ利尿剤 サイアザイド系利尿薬 カリウム保持性利尿薬
商品名 ラシックス
ルプラックなど
テナキシル
フルイトランなど
トリテレン
アルダクトンなど

ラシックスはループ利尿剤に分類されていて、もっともポピュラーな利尿薬として知られています。

病気じゃないけどラシックスを飲んでいい?

ラシックスがどうしてむくみ解消に役立つのかはわかりました。

しかしラシックスの利尿作用は、身体が再吸収すべきだと判断した成分を強制的に出してしまうこと
健康な人が服用した場合には、体調を崩すリスクが高まると頭に入れておかなくてはいけません。

作用や身体への影響をしっかりと理解したうえで、むくみの改善に役立てていきましょう。

即効性にはまらないように

ラシックスは生理前のむくみ改善に処方されることもあり、医師の指示のもと正しく服用すれば怖い薬ではありません。

ただ、目に見えてむくみがスッキリするからといって、「即効性の高いダイエット」という扱いをしてしまうのはとても危険

ダイエット目的で処方されることはありませんし現在は通販購入も認められていませんが、ラシックスの使い方について改めて正しい認識を持ちたいものです。

ラシックス通販の代わりとして、同じ作用をもつ利尿剤・ルプラックが広まってきていますが、過度に服用しないよう十分に気をつけましょう。